私は基本的にオーディオ関係の商品は、中古品を購入することに忌避感はありません。
むしろ、金銭的な面も含めると中古品で済むと助かると思うことも多いですし、割と高頻度でチェックもしています。
ですが、ふと自分のメインシステムを確認すると、殆どが新品購入品だったりする訳です。
勿論、それらが新品かつ定価購入と言う意味ではありませし、むしろ高額商品は大抵の場合何らかのセールで買っていますが。
実際に主な所を書き出してみましょう。
・オーディオIF:Antelope Eclipse384→新品、セール品
・DAC:Lavry DA-N5→新品、セール品
・プリ(複合機):CHORD INDIGO→中古
・HPA:MSB Premier HPA→新品、定価品
・HPA:AudioValve Solaris→新品、定価品
・ヘッドホン:Focal Utopia→リファービッシュ品
・ヘッドホン:HE1000se→新品、セール品、アップグレード品(HE1000初代を新品購入後seへVerUP)
・ヘッドホン:Kennerton THROR→新品、セール品
・ヘッドホン:Dan Clark Audio VOCE→中古品
・パワーアンプ:逢瀬 WATERFALL POWER502L→新品、定価品
・スピーカー:KEF Reference 1 →中古品
まあ、こうなる理由は割と明確で、そもそも新品でも購入したいと思う商品ならば、そりゃあ大事にするし自分にとっての重要度も高いよねという事なのでしょう。
ただ、他の要素として、最近中古品が高すぎない?という事と、良い商品ってあまり中古で出回らないよね、というのもある気はしています。
特に評価が高い商品だと、中古でも新品の精々3割落ち位で、場合によっては2割とか、酷い時は1割くらいの場合もあります。
個人的には、2割落ち位だと中古品の購入としてはほぼ選択肢に入りません。いや、それなら新品買った方が遥かに良くね?という。
中古品ってどんなに美品だったとしても、基本どんな使い方をされていたかは正直分かりませんし、保証の面でも結構な不利を背負うことが多いです。
3割でもまず購入対象にならないですが、まあ一般的な商品なら開封未使用品レベル(これなら2割落ちでも場合によってはあり)、インシュとかケーブル等の使用による劣化の割合が低い商品ならあるいは、という位ですかね。
中古品の球数については、例えば私のメインシステムで、国内流通が無く個人輸入せねばならないTHRORとSolarisはともかく、DA-N5もPremier HPAも国内で中古はまだ見た事が無いです。
海外含めても、DA-N5が1回だけでPremier HPAは海外含めても見た事がありませんね(Dynamic HPAは海外で一度だけある)。
Eclipse384も、かなり前にごくわずかに見かけたレベルで殆ど見た事がありません。所有ヘッドホンについては流石にどれもそこそこ見ますが。
まあ、そもそも数売れる商品では無い物ばかりに惹かれる事が多い、という個人的な要因もある気はしますけど。
後は最近持つようになった感覚として、自分が欲しいと思えるような商品を作るメーカーを応援するべきだ、というのもあるでしょうか。
そういう意味で新品を購入しようというケースは、以前と比べると結構増えています。まあ、それでも定価で、となると厳しい事が多いのがオーディオというジャンルではあるのですが。
勿論これは私の考え方で他人に押し付けるのは違うと思いますし、金銭的な事情も価値観も人それぞれでしょう。
けれど、もしあるメーカーが撤退してしまったら、そのメーカーの商品を手に入れることが困難あるいは運任せになりますし、新製品が出てくることも無くなるという事は認識しておくべきことのように思います。