以前からX等ではポストしたりしてましたし、このブログでも書いていたと思いますが、新しいAudio PCの作成に取り掛かりました。
とは言っても、まだネットで購入手続きを行っただけなので、実際に組み上げるのはもう少し先(届いてから)になります。
因みにこのタイミングになったのは、どうせならAmazonプライムセールを見てから決めるかと考えていたためですが、蓋を開けてみれば明らかにPCショップの方が安かったので、その中から買いたいものをまとめて買えてかつ安かったパソコン工房で調達しました。
今回の組み上げは同時並行でメインPCの移行も兼ねているので、割と作業工程は多いです。
とは言っても、その移行先のPCのセットアップは済んでいる(現在繋ぎのAudio PCとして稼働中)ので、データ移行や有料のソフトウェアの移行等がメインですが。
この手の作業は移行元のPCに不具合が起きてからだと非常に苦労する事もあるので、私はある程度替え時が来たなと感じたら、きちんと動いている段階で移行作業を行ってます。
新Audio PCについては以下の構成にしました。
・マザーボード:MSI MPG Z890I EDGE TI WIFI
・CPU:Intel Core Ultra 7 265K
・メモリ:G.Skill F5-8800C4255H24GX2-TZ5CK
・電源:HDPLEX 500W GaN AIO ATX Power Supply(仮、ここはいずれバッテリー+HDPLEX 500W DC-ATX Power Supplyに変更予定)
・CPUクーラー:Noctua NH-P1
これらの選定については、MONSTER AUDIOでのグルマン氏の情報発信や、X上でのUmami氏の情報発信を主に参考にしています。
まず、マザーボードについてはケースの関係上Mini ITXに限られ、LGA1851でオーディオ用途に向きそうなと考えると多分これ位しか選択肢が無いかなと。
PCBについてもサーバーグレードで14層と中々気合が入ってますし、各種機能や拡張性も私にとっては十分すぎる程。
限界ギリギリを攻めるならばAsrockのZ890 Taichi OCFとかが良いのでしょうが、そこまでする気は無かったのと、何よりフォームファクタがATXなので没。
メモリについては信頼性から選ぶとG.Skillは定評があるようですし、上記お二方もメインで使っておられる様です。
他にはSK HynixやMicron(Crucial)はそもそもがチップを製造しているメーカーなので、当然に信頼性は高いとのこと。と言いますか、G.Skillも使っているのはSK Hynixのチップだそうです。もっとも、MicronはDDR5のOCメモリではそこまで評価は高くないらしいみたいですが。
G.Skillは自社でチップを作っている訳では無い物の、選別の基準が厳しくその為に信頼性が高いとの事です。
また、LGA1851から使えるCUDIMMのOCメモリに関しても選択肢が豊富だったので、その中からTrident Z5 CKの8800MHzの物を選択しました。
探せばもっと上の周波数のメモリもありますし、同シリーズでも9000MHzの物もありましたが、マザーボードの仕様上は8600MHz+となっていたので、まあそこまで行くことも無いかと。
CPUに関しては、市場ではかなり不評で公式に100ドルもの値下げまで行ったCore Ultra7 265Kをチョイス。準フラッグシップの公式価格を大幅に下げざるを得ないとか、どれだけ不評なの。
とは言え、確かにゲーム用途などの純粋な性能では物足りないのかもしれませんが、どうせオーディオ用途でしか使わないので無問題。
しかしながらCPUの性能はそこまで要らないとは言っても、あまり下位のCPUにしてしまうとメモリコントローラの性能が落ちてしまうとの事で、そこそこ良い物は使いたい訳で。
そう言う意味で、準フラッグシップでありながら安価になった265Kは非常に有難い存在だったのです。
なお、当面は内臓グラフィックで行くつもりです。メインPCのGPUを更新する事になったら、現在使っているRTX 3080をそのままおさがりで試してみようかと考えています。
電源に関しては取り敢えずのつなぎで手持ちの物を。これは書いている通りバッテリー+HDPLEXのDC/DCコンバータに変更予定です。因みにDC/DCの方は既に調達済み。
なお、限界まで突き詰める気は無いので、バッテリー直とかはやりません。と言いますか私の性格でそれやると、どこかで故障させてしまうリスクが非常に高いので……
ある程度の安全策を取りながら、現実的なコストでトライできる方法でもあるという事でこの方法に落ち着く予定です。
CPUクーラーについては既に調達済みのNoctua NH-P1を使用予定。265Kのベースパワーを考えると冷却性能が足りない可能性はあるのですが、オーディオの再生しかしないので多分行けるだろうという読みです。
どうしても駄目そうなら、現在構築済みの水冷システムに組み込んで何とかする予定。
取り敢えず大まかな所はこんな感じで、後はCPU直のI/Oだけを使って構築予定です。
因みにですが、メインドライブやデータの保管ドライブについてはM.2 SSDを使う(現在のメインPCに使っている物を使いまわす)つもりです。
M.2はあまり良くないという意見も見たのですが、SATAは全てマザボのチップセット経由しかないので、CPU直である事を取り敢えず優先します。
今の所はまだ皮算用に過ぎない面もあり、実際に組んでみてどうなるか分からない部分もありますが、まあそこまで厳しい事にはならないだろうと踏んでいます。
敢えて言うならメモリのOCがXMPを読むだけで通るかどうか位でしょうか。
とは言え、最近トライした水冷システムの構築に比べれば未知の部分は圧倒的に少ないので、割と気楽に考えています。
実際に組み上げてからも、随時情報を更新していきたいと思います。