Audio PCの電源にはHDPLEXの500W GaN AIO ATXを使用していました。
これを、以前Cybeneticsでデータを掘っていた時に発見した、最もリップルノイズが少ない電源のCorsair RM750x 2021に換装してみました。
そして、使ってみて一発目の音で明らかに優位だったので、正式に変更する事に決定。具体的には、
・情報量が明らかに多い
・音に歪み感が少ない
・全体的に音に余裕がある(急いでいる感が減る)
・低域の分解能が高い
辺りが割とすぐに感じた変化です。これから聴き込んでいけば、もう少し他にも変化を感じ取れるかもしれません。
当初はどれくらい差が出るか不明でしたが、使ってみると結構差がありました。まあ、容量自体が増えてますので、その影響もあるとは思いますが。
という訳でGaN AIO ATXに関しては、安物のATX電源と比べればかなり良いが、性能上位のATX電源相手だと分が悪いというのが現在の私の認識です。
有体に言えば、価格のヒエラルキー通りとも言えるかもしれません。抜群に小型なので、そう言った面でのメリットはありますが。
また注意点として、HDPLEXのCPU電源ケーブルがCorsairの電源と互換性が無かったです。
最初接続しても起動せずに初期不良がちらついてかなりヒヤッとしました。
順番としては、HDPLEXのCPU電源ケーブルをそのまま使うと起動しない→GaN AIO ATXに戻すと起動する→RM750x 2021に戻すとやっぱり起動しない→CPU電源のケーブルをRM750x 2021の附属に変更すると無事起動という流れです。
いや、規格が一緒で何で互換性が無いの……何か特殊なピンアサインでもしてるのでしょうか?
なお、24ピンの方はそもそも電源側のピン数が違い流用出来なかったので、そう言った問題は起こりようが無かったのですが。
まあ起こったトラブルとしてはその位で、後は特に問題無かったです。
それと今回換装して改めて思った事ですが、PCの電源は24ピンにしろCPUにしろ、マザボ側の抜き差しの固さはもう少し何とかなりませんか。
さて、RM750x 2021は正式採用が決定したのですが、そうなると別の問題が出てきます。
私が使っているケースもマザーボードも少々特殊なので、その二つが合わさって設置がかなりシビアかつ選択肢が少ないのですよね。
本来電源を収める場所に設置しようと思うと、普通にCPUの上部空間をかなり占有するので、どれだけ低背のCPUクーラーだろうが空冷タイプは設置不可になります。
なにせ、マザボのBD790iの附属のヒートシンクですら、25mm厚のファンを付けると干渉しますからね。
またBD790iはCPUがモバイル向けのAPUという事で、ソケットも特殊で殆どの一般的なCPUクーラーが使えません。
GaN AIO ATXだとサイズがかなり小さいので、本来はHDDやSSDを設置するスペースに無理なく置けていたのですが、RM750x 2021だとかなり強引に収めることになるのです。
正直今のままだと結構問題ありの状態なので、以前から目を付けていた水冷に手を出してみる事にしました。
元々NH-P1を強引に運用していたこともあり、改善の方法として一応検討したり情報収集はしていたのですよね。
その中で、ちゃんと換装できそう(元々のネジ穴に合致しそう)なものが、GPU用に出されている水枕位しか無かったのです。
ですがそれを使うという事は本格水冷に取り組むという事になるので、迷っていたのですが他に手段も無いので止むを得ません。
ある程度コスパも意識しながらパーツは選択しましたが、あくまで机上の計算で上手く行くはずというだけなので、届いてからは試行錯誤が必要かなと考えています。