日記 ライブに行ってきました

 去る日曜日、沖縄でずっと真夜中でいいのにのライブがあったので行ってきました。
ジャンルを問わずライブに行くのはかなり久しぶりだったのですが、やはりライブでしか得られない要素があるなと改めて感じました。

 

 ポップス等において、エレキギターやベース等はスピーカーからしか音が出ませんし、ボーカルだってマイクを使う以上やっぱりスピーカーから音が出ます。
 そういう意味では音量の差はあれど、イメージの乖離は私としてはそこまで感じないんですけど、打楽器(ドラムス)だけはどうしようもないなと。
 他のアコースティックな楽器もそれなりに差は出ると思うんですが、それも打楽器程では無い気がします。
 特にヘッドホンだとその再現は遥かに遠いのですが、ハイエンドのスピーカーではここはどうなっているか少々気になるところ。
 もっとも、生音に近づけようとすると音量もそれなりのレベルを確保しないと行けないでしょうから、その点だけを見ても再生できる環境を構築するのは一苦労でしょうが。

 

 他にはもう少し俯瞰的な見方だと、録音とはリズムセクションの存在感が段違いだと感じます。
 録音だとリズムセクションの存在感はかなり抑えられているバランスが多いと思うのですが、これはまあ想定する再生環境の多様さが大きいでしょうか。
 一般的なスピーカーやヘッドホン・イヤホンの分解能だと、ライブの様なバランスにするとリズムセクションが全体をマスクしかねないですし。

 

 もう一つはそういったオーディオ的な視点と言うよりは、私個人の主観が強くなりますし、アーティストにもよる所が大きい話になるのですが。
 何と言いますか、それぞれの演奏者がつばぜり合うような、せめぎ合うような演奏って、ライブじゃないと聞けない事が多いなと感じます。
 録音音源は調和を重視しているバランスになっている事が多く、そういう雰囲気を持った録音ってあまり無いんですよね。ライブ録音盤等に時折ある位でしょうか。
 別録りで後でミックスすることが主流のジャンルでは、この辺りは特に見られにくくなったのもしれません。
 まあ、それ自体は好みの部分もあるので、一概にどちらが良いという話ではありません。
 ですが、個人的にはもう少し演奏者が互いに影響し合うような録音も有って欲しいなと思う所です。