自作ケーブル部材選定2 デジタルケーブル・ヘッドホンケーブル

【デジタルケーブル(同軸RCA)】 プラグ:DH Labs Silver Sonic RCA-750  ケーブル:オヤイデ電気 DST-75 V2 プラグはDH Labsの製品で導体に純銅金メッキを使用しており、高周波対策品として考えられた構造になっています。次点はオヤイデのSLSCで、こちらは導体の素材が純銀と最高ですが、高周波対策構造になっていませんので選びませんでした。 ケーブルはXLRインコネと同じですが、こちらが本来の用途です。次点はFTVS-510で、こちらも導体は純銀5N と最高ですが、コルデル構造でない為選択せず。 また、SLSCとFTVS-510を組み合わせたDR-510という完成品が、自作するのとほぼ変わらない値段で買えるのも選択しなかった理由の一つです。なおDR-510については購入し、自作品と比べてみる予定です。

デジタルケーブルが同軸のRCAなのは、現在の送り出し機であるLyra2のデジタルアウトにAES/EBUが無いからです。今後のDDC等の使用状況次第でAES/EBUのケーブルも自作する予定です。

 

【ヘッドホンケーブル】 Mini XLR(4ピン):DH Labs Mini XLR 3ピンミニプラグ:中華の純銅金メッキ品(ブランド不明) XLR(3ピン):DH Labs Silver Sonic Ulitimate XLR ケーブル:オヤイデ電気 精密導体102SSC撚り線 19/0.08  ヘッドホンケーブルはThrorとHE1000se用です。ThrorがMini XLR→3ピンXLR×2、HE1000seがミニプラグ→XLR×2の予定です。 アンプ側端子は4ピンXLRと3ピンXLR×2のどちらかの選択になるのですが、4ピンXLRは純銅のプラグが無いので今回は無しです。XLR3ピンはやはりDH Labsの物を使用。 XLRミニについてはこちらもDH Labs製の純銅金メッキ品で、これ以外の選択肢はほぼありません。これは選択肢から外れるとかではなく、本当に無いです。そもそもMini XLR自体作っているメーカーが極端に少なく、DH Labs以外にはSwitchcraft、Rean、ITTくらいしかありません(これらは全て導体が銅合金)。DH Labsには本当に感謝です。3ピンミニプラグも作ってくれないかなあ…… 3ピンミニプラグは信頼できるメーカーで純銅金メッキ品が無いために、一応使用素材は純銅金メッキと表記されている中華品になりました。こちらは今後も探し続けますが、正直言って望みは薄いだろうなと思っています。場合によってはFURUTECHやオヤイデを試すかもしれません。 ケーブルは取り合えず102SSCで。純銀の方が良いとは思うのですが、いかんせんコストが違いすぎるので当分先の話ですね。芯数は16本で作成予定。組みひもメーカーを使えば難易度はさして高くないのは編み物用の糸で確認済みです。

 

現状の所はこんな感じです。ひとまずはなるべく高い質は目指すもののコストパフォーマンスも意識した構成です。これで試してもダメならばより上位の製品を使ったり、構造を更に工夫したりしてみる予定です。

なお、一般的に買えるような材料で当たり前の作り方をしても芳しくない結果になるだけでしょうから、あまり採用例が無いような構造や工夫をいくつか盛り込むつもりです。

もっとも、誰も思いつかないとか難しくて出来ないといった方法は個人で出来るわけもないので、思いついたとしても普通やらない(かける労力に見合わない)方法を試すつもりです。そういった工夫をいくらでも時間をかけて取り組めることがDIYの醍醐味ですしね。