オーディオ雑情報

リケーブルの本体側端子色々 ヘッドホン編

最近ポタ環境の整備の優先順位が上がって来て、イヤホンについても色々と調べるようになりました。 そこで、ケーブルが脱着式のイヤホンの端子種類が紛らわしいなと思ったのですが、ヘッドホンも良く考えてみれば大概酷い状況です。 ただ私が日常的にヘッド…

日記 音楽性についての記事への捕捉

先日書いた記事について、通常の私の記事と比較してかなり多くの反響がありました。 memorandum-of-headphone.net そもそも日記カテゴリのみで書いた事から推察出来るかもしれませんが、どちらかと言えば普段考えていることを書き留めた様な力の入れ方でした…

日記 後処理系の現在地

最近final ZE8000の自分ダミーヘッドの記事がちょっと話題になっていたので、それと関連してEQを始めとした後処理系ついて触れようかと。 ZE8000は内容的には結構本格的に補正する感じなので、正直実際に試さない事には何とも言えない感はあります。 ただ、…

妙に安い?

AmazonでZaollaの銀線RCAケーブルがやたらと安くなってますね。 https://amzn.to/3w9cFJz 元の価格は6万円台後半なので、6割以上引かれている感じでしょうか。なお、リンクはアマゾンアソシエイトで作成しているので、嫌な方は普通にAmazonでご検索ください…

変化の区分

自分のオーディオシステムに変更を加えた際の音の変化について、私自身がどのように捉えているか書いてみようかと思います。 なお、今回はあくまで改善方向についてのみですが、当然変更を加えれば悪化する場合もあります。ですが、悪化する所まで書くと煩雑…

日記 THRORの再評価とケーブルの編み込みについて

最近Kennerton THRORの再評価をしたいと思い、自作ケーブルをリメイクしました。主に行ったのは下の二つ。 1.XLR3ピン×2(DH Labs)をXLR4ピン×1(AECO)に変更(MSB PremierHPAのバランス出力が4ピンXLRなので)2.ケーブルは12芯空気絶縁構造の物を使…

ヘッドホンアンプの駆動力の話

今回はヘッドホンアンプの駆動力について書いてみたいと思います。 大まかに分けると考えられる性能としては二つ。 まず、そもそも音量がきちんととれるかどうか、そしてヘッドホンを適切に駆動できるか(音質を引き出せるか)です。 それぞれ解説します。 …

ヘッドホン祭秋 2023 その2

4.完実電気その1 LTA Z10e+CRBNの試聴。これも悪くはないのだが、先述した断絶の手前側の音である。 MSB Pemier HPA+Utopia等とはそもそもダイナミック型と静電型で全く違うじゃないかと言われそうだが、そういった違いを超えた基礎性能の差がどうしよ…

ヘッドホン祭秋 2023 その1

以前にも書いた通り、ヘッドホン祭2023秋に行ってきました。その中で聴いたものについて簡単に感想を書いていきたいと思います。 ただ、状況的にどのブースもあまり占有して聴いていられる状況ではなくかなり短時間の試聴だったこと。持ち込もうと思っていた…

様々な考え方があるけれど 後編

前回の記事の続きです。 3.癖や弱点と個性の考え方 癖や弱点、欠点等について、人によってとらえ方は違うと思います。ですが、基本的に競技スポーツにおいて、それらは個性とはみなされません。 個性はあくまで長所において許される物であり、短所の免罪符…

様々な考え方があるけれど 前編

私は折に触れ、競技スポーツで得た感覚をオーディオの方に応用している旨を書いていますが、この点についてもう少し掘り下げて書いてみます。 まず、私は最初から両者を関連付けようとしていた訳ではありません。 ただ、今後の方向性に迷ったり取捨選択を迫…

ヘッドホンのエージング効果について

ヘッドホンのエージング効果について、そもそも効果があるかないか、ということ自体が議論にもなりますし、実際にはその程度についても色々と意見があります。 個人的にはエージング効果は肯定派ですが、色々な意味でそこまで気にするようなものでもない、と…

理論と感覚の話

ツイッター上あるいは各所ブログなどで、音楽制作をするにあたり音楽理論を学ぶことは必要か否かという議論をよく目にします。 私自身が音楽制作をする訳ではないのですが、似たような議論が他の分野でもよく起こるので、この点について考えてみたいと思いま…

ヘッドホンブームは何故衰退していったのか

さて、今回は以前あったヘッドホンブームが何故終焉を迎えたのか、という点について考察してみたいと思います。 なお、これはあくまで私がヘッドホンオーディオを続ける中で、観察・及び考察した物であり、厳密な調査をしたものではありません。 あくまで個…

Riviera Labsの技術解説~NFBと人の聴覚特性~

先日紹介したRiviera Labsの技術解説が、非常に興味深い内容だったので紹介します。 内容としては、ネガティブフィードバック(以下NFB)を避けること、製品の特性値をひたすらに追い求めることの害についてが主な内容です。 これらの主張に関しては珍しいも…

Teac AX-505(ジャンク品) 外装修理記

ツイッターでもちょっと書きましたが、TeacのAX-505のジャンク品を購入しました。動作そのものは全く問題なかったので、問題があるのは外装のみです。その外装を今回勉強もかねて自分で修理してみました。 ちなみに修理する前の状態がこんな感じ。 まあ見て…

自分の求める物は何なのか

本日はちょっと私のヘッドホンオーディオについての傾向と考え方、そしてそのルーツについてと、そこからの派生する話です。 私は高級価格帯の商品でも結構無試聴で購入したりします。と言いますか、現状の私のメインシステムで試聴したものは唯一HE-1000se…

没入感についてとヘッドホンとスピーカーの違いから考えた事

ヘッドホンとスピーカーとの対比についての最後です。 主にコンテンツへの没入度と言う観点から見ていくとともに、最後はこれまで感じてきたこと等についてまとめたいと思います。 何故没入度という観点を持ち出したかと言うと、これがコンテンツを楽しむと…

スピーカーの音質的課題について

さて、かなり時間が開いてしまいましたが、前回、前々回の続きです。 とはいっても、私はスピーカーについての経験値がかなり低いために、スピーカーの特質的な音質的課題については語ることが出来ません。 ですので、今回はあくまでスピーカーの環境を構築…

ヘッドホンの音質的課題について

前回の続きです。 ここからは、以前の内容を踏まえたうえでヘッドホンとスピーカーにそれぞれどのような能力が要求されるか、という点について考えます。但し、私自身経験値の差でどうしてもヘッドホンの方に内容が偏ります。 スピーカーに関しては取り敢え…

スピーカーとヘッドホンの体験の差

スピーカーとヘッドホンの体験においてどのような違いが有るか、という事はずっと気になっていた事でした。 ですが、私のシステムは基本ヘッドホンが主であり、スピーカーの環境はヘッドホンと明らかな差がありました。 また、ヘッドホンの環境についても、…

ヘッドホンにおける音場の考え方

ヘッドホンの音場について、ウェブ上でレビュー等を見ていると、かなり感じ方に幅があるように思います。 なので、私がヘッドホンで音楽鑑賞をする際において、ヘッドホンの音場をどういう風に捉えているかを今回は書いてみたいと思います。 1.空間の描写 …

テクノロジーの進歩による変化の功罪 後編

今後サブスク(ストリーミングサービス)がどの程度シェアを占めるのか、というのは不透明ですが、アメリカでは既に7割近いシェアを獲得しており、日本でも既に3割ほどを獲得しています。 そしてどちらも成長市場と言われていますし、受けれらるサービスの…

テクノロジーの進歩による変化の功罪 前編

さて、以前Twitterでも少し書いたのですが、最近のサブスクとその周囲に起こっている事でつらつらと考えた事を。 なお、今回の記事は(といっても殆ど毎回ですが)特に何か根拠が有ったり、厳密な調査して書いた記事というわけではありません。あくまで私の…

ネガティブフィードバック(NFB)と科学的な態度について考える(後編)

4.科学的と称する態度への疑問とまとめ どことは明言しませんが、「科学的な検証」を掲げて活動している人たちを見ていると、何だかなあという気分にさせられる事が多いです。 その中での最近のトレンドは、高い特性を出すためにNFBを大量にかけた製品群の…

ネガティブフィードバック(NFB)と科学的な態度について考える(前編)

オーディオにおいてとかく話題になりがちなNFBについて、それから派生して科学的な態度とは何かということを、今回は考えてみたいと思います。 まず、私はNFBを極端に嫌い、無帰還である事に拘泥する商品は基本的に購入対象になりません。 一方で、NFBを駆使…

MSB Premier Headphone Amplifereの選定理由

さて、以前にもMSBのヘッドホンアンプは欲しいと書きましたし、実際に先日Premierの方を購入したわけですが、その選定理由について今回は書きたいと思います。 前回の記事は購入時期(なぜ今か)に関しての経緯でしたが、今回は何故Premier HPAを選んだかの…

MSB Premiere Headphone Amplifier購入記

紛れもなく私が購入した機器の中で最高額の商品であり、まだ慣らして数日ですが既に最も大きな衝撃を受けた機種だといってもよいでしょう。 人によっては唐突に感じるかもしれませんし、やっぱりねと感じる人もいるかもしれません。 今回は、何故今この機種…

個人的な転換点となった機種

今回は私がこれまで購入してきたヘッドホンオーディオ関連の商品で、大きな転換点となったり、影響を受けたりした機種を紹介します。 これは単純な性能の高低では無く、あくまで私が受けた影響の大きさで紹介します。 1.HD650 Sennheiser 私の原点ともいえ…

色々あったヘッドホン界隈

今回は、過去に話題になったことのある、ちょっと変わった商品をメインに取り上げてみたいと思います。 基本的に、王道的な商品は取り上げません。そういえばこんな商品もあったなあ、位に思い出してもらえれば。 と言っても、私自身が買ったわけではない製…