まあ、タイトルの通りなんですが、ふと気になって調べてみました。
FOCAL
UTOPIA SGが出て、少なくともしばらくはトップ層に君臨し続けると思われる。音質的な評価は、今の所頭一つ抜けているように見える。
ミドルラインやボトムライン、密閉型関連も更新されるかは気になるところ。
ただ、元々そんなに動きのあるメーカーでは無いので、今後もそこまで新製品が頻繁に出てくることは無さそう。
AUDEZE
LCD系統、静電型、MMシリーズと自分たちの柱になるライン作り上げ、それぞれでしっかりと新世代のフラッグシップを出し、高い評価を得ている印象。
少なくともウェブ上の情報を追う感じでは、FOCALとAUDEZEの二社は盤石な印象を受ける。
個人的にはCRBNが気になっているが、後述のCORINAも出てきたために、結構悩ましい。
Final Audio Design
D8000、A8000及びその関連の製品でハイエンドメーカーとして認識していたが、X8000のプロトタイプを見てまたキワモノメーカーに戻るのではないかと個人的には心配。
私としては、あのデザインに割と好意的な人が多いのは恐怖でしかない。引き算の美学もあるとは思うが、あれはそんなレベルじゃないと思う。
製品版ではせめてもう少しまともなデザインになって欲しい(望みは薄そうだが)。
MEZE AUDIO
割と定期的にラインアップを更新していて、頑張っている印象。
ただ、フラッグシップのELITEは評判を見る限り、悪い機種では無いがインパクトもそこまで与えなかったように見える。
個人的にはハイエンドラインよりも、109 PROやADVARの方が気になる存在。
特に、某氏が愛用しているADVAR + Cayin N8の組み合わせは一度聞いてみたいところ(恐らく自分の引き出しに全くない音っぽいので)。
DAN CLARK AUDIO
EXPANSEやSTEALTHの発売に加え、静電型の新型フラッグシップであるCORINAも登場する等、ハイエンドヘッドホン界ではかなり精力的なメーカー。
特にCORINAはVOCEを所有している身としては非常に気になる存在。
だが一方で、どれも一定の評価は受けたものの、市場にインパクトを与えたという所まではいかなかったように思う。
あと、いい加減あのヘッドバンドの構造やめれ。
HIFIMAN
一応割と定期的に新製品を出してはいるが、その殆どがマイナーチェンジやバリエーションの追加ばかり(しかもボトム~ミドルばかり)で、純粋に新製品と言えるようなモデルは非常に少ない。ヘッドホンではAudivina、イヤホンではSvanar(有線及びワイヤレス)位か。
特にハイエンドのラインは、HE100se、SUSVARA辺りを最後にずっと更新されていない。強いて言えば、ハイファイマンジャパンでShangrila(Jrじゃない方)がヘッドホン単体で購入できるようになったくらいか。
本国のECでは、オープンボックス品やリファービッシュ品などの値引商法位しか施策が無く、かなり先行き不安。最近、ついにSUSVARAやHE1000seですらその対象にし始めたのは、正直末期感がある。
なお、鳴り物入りで登場したはずのHE-R10P(平面型の方)は、いつの間にか存在が消えた。
STAX
新フラッグシップSR-X9000の発表にミドルクラスのアンプの追加と、決して速くはないが着実に前に進んでいるなと感じる。
個人的にはSR-009、SR-009Sが余り合わなかったが、それでもSR-X9000はどこかで聞いてみたい。
でも、今の所CRBNやCORINAの方に魅力を感じることも確かなので、購入可能性はそこまで高くない。
Kennerton
以前は非常に精力的にハイエンドラインを更新し続けていたが、現在ではその勢いは止んでいる。
やはりロシアのメーカーという事で、戦争の影響が非常に大きいと思われる。個人的にはフラッグシップを所有しているし、音も好きメーカーなのだが……
本当に戦争は、あらゆる意味でろくなことが無い。
主なメーカーはこんな感じでした。
後は、最近の動きから見てZMFとかは結構頑張ってて、何か一つヒットが出れば跳ねる可能性はありそうな気はします。
他にT+A Solitaire P、Spirit TrinoのValkyriaやPULSAR ALUMINIUM、Warwick(以前のSonoma) Bravura辺りはまあハイエンド帯の新製品というくくりでいいと思いますが、現状を見るに日本に入って来る可能性は低そうです。
Spirit Torinoは実はRADIANTE以外にも色々出しているメーカーですが、日本ではkennertonと同じ枠に収まった感があって、今後それらが入って来る見込みは薄そうです。
YAMAHAはまあ取り敢えず第一弾は出したので、今後の動向次第でしょうか。